やる気は、やり始めないと出ない。じゃあ、どう始めるか?
週末、ずっと先延ばしにしていた仕事が一つ終わりました。
それは、資産運用をはじめるにあたっての、申し込み手続き。数字まわりのことがニガテな私にとっては、恥ずかしながら、手順を読むことすら苦痛で。将来のために、と自分でやると決めたはずなのに、面倒くさくて、ついつい後回しになっていました。
さて、他の多くのことと同じように、今回もはじめてみれば案外スイスイ進み、週末のスキマ時間で終わらせることができました。
手をつけてしまえばこっちのもん。わかっちゃいるのに、なぜ「またあとで」の選択を繰り返してしまうのでしょうか…。
今回の例について「じゃあ、なぜできたのか」という視点から、考えてみました。
なぜ先延ばしになってしまったのか?
平日は、仕事と家事と子育てとでいっぱいいっぱい。タイムリミットがある朝にやるのは落ち着かないし、夜は夜でクタクタだ。じゃあ、リラックスできる週末にやろう。それも、まとまった時間に落ち着いてやろう。そう思っていました。
ところが、子育て経験者にはわかっていただけると思うのですが、小さい子を育てる親にとって「リラックスできて、かつまとまった時間が取れる」のは本当にレアなこと。そんな貴重な時間にわざわざやりたくないことをやろう、という気になれないのは、まぁ当たり前ですよね。せっかくだからネットで買い物したり読書したり録画したビデオを見たりしたい…!
こんな週末を繰り返していました。
じゃあ、なぜ今週末はできたのか?
思い返してみると、直前の平日に申し込み手順だけサラっと目を通していたからだと気がつきました。それができたのは、最近読んだ「ぼくたちは習慣で、できている。」の一節がきっかけ。「やる気は、やり始めないと出ない」というものです。妙に納得した私は、「やり始め」として、手順を読んでいたのでした。
すると、「せっかく読んだのだから、覚えているうちに実行(申し込み)しよう」という気持ちになれたのです。週末、息子が昼寝をしだしたタイミングで、パッと行動に移すことができました。
まずは5分、やってみよう
「やる気は、やり始めないと出ない」。この言葉に加えて、私が今回良かったと思うのは、「5分から始めた」ということです。ポイントは、作業内容ではなく、時間で区切ること。やり始めたら案外時間がかかった、ということもままあると思います。だから、内容で区切ると挫折をしてしまうこともある。だから、まずは5分でできるところまで。やってみて、ノってきたらもう少し長くしてもいい。大切なのは、達成感じゃないかなぁと。
達成感で終えると、「やりかけたんだし、忘れないうちにもう一度戻ってこよう」という気持ちにもなれるのではないでしょうか。今回の私がまさにそうでした。
やる気の出ない仕事は、まずは5分から始める。週末の学びでした。