自分の世界を広げるために、今の私にできること。
夏休み期間中、二日間子どもを保育園に預けました。
はじめはちょっと罪悪感があったんです。普段は週末しか一緒にいられないし、夏休みぐらい、親子の時間を大切にしたほうがいいんじゃないかって。一方、夏風邪は長引いている。夫は休みじゃないから二人きり。普段できない用事も済ませたいし…なんて気持ちもありました。
決め手となったのは、母のこの一言。
「いいんだよ、大丈夫。アメリカでは、子ども預けて夫婦でディナーとかゴルフっていうのも普通だったよ」。
父の仕事の都合で、小さいころ家族で3年ほどアメリカに住んでいました。「子どもたちがいちばん手がかかる時期に、アメリカに行って救われた」と言います。日本では、母親が全面的に子育てを担うという価値観が今以上に根強かったころ。アメリカでお母さんたちが気軽にベビーシッターを手配して、のびのびと子育てしている姿にカルチャーショックを受けたそうです。
「母親が子どもと24時間一緒にいて当然」という環境にいた母が、初めて立ち止まって考えるきっかけになったのだと思います。
「もしかしたら、一人でこんなに頑張らなくてもいいんじゃない?」って。
ずっと同じ環境にいると、そこでの常識が自分にとっての当たり前になり、何の疑問も抱かなくなってしまいます。
だからこそ、いつも広い世界に目を向けていたいと思うのです。そうしないと、自分の考えが凝り固まっていることにすら、気づけない。自由な発想は、「なんでだろう?」「これはどうして?」という問いからはじまるんじゃないかと思います。
学生時代の留学中、こういう気づきがあったはずなのに、今の私はすっかりそういうことから離れてしまっているなあ、と母との会話で思い出しました。
もっともっと、性別年代問わず、国内外問わず、人と出会って、話して、いろんな世界に触れてみたい。そう思っていたはずなのに、そんな想いも日々の生活の中で何となく流されていく。
いや、だからって、子育てと仕事と家事の毎日いっぱいいっぱいなのは事実。どうしたらいいんだろう?
海外へ行くのは簡単にそれを叶える方法だけど、今はそれができない。でも、そこまでしなくても、実は普段の生活の中ではじめられることはあるんじゃないか。
たとえば、今の私にできること。
- ブログやツイッターで自分の想いや興味関心について書き続ける。内容に興味をもってくれた、普通に生活してたら会えないような人との出会いにつながるかもしれない。つなげたい。
- 本を読む。気になった本は何でも。本からいろんな人の考え方を学ぶ。
- アメリカの妹(留学時にお世話になったホストファミリー)との月いちのスカイプを続けていく。日本人以外で唯一の、仕事、家族の話、ハマっているもの、悩み、何でも話せる貴重な存在です。同時に、アメリカ人だからこそ自分にはない感覚を持っていて、多くの気づきも与えてくれる。
- オンライン英会話。出会いのスケールは大きく、いろんな国の人と話したい。そういうチャンスは突然訪れたりするから、自分のことをちゃんと話せるように、楽しく会話を広げられるように、今から準備しておく。
書き出してみたら、案外たくさんある…!
そして、これを全部やったらきっと今より楽しくなりそう。
夏休みのちょっとした気づき、振り返ってみてよかったな。