ささいなことでも、相手にちゃんと伝えられる人でありたい。
When I take notice of others’ effort, I want to be able to show appreciation to that person directly, even for something small.
会社で、企画会議の資料をまとめる仕事を担当しています。
具体的には、月末に企画を提案する社員から企画書を集めて、まとめて、配布、という作業。ちょうど先月の分が終わったのですが、今回は提出期限に遅れてくる人がいたり、配布した直後に、修正が入ったので差し替えてください、と平気な顔して言われたり。一つひとつの作業自体は大したことではないのです。でも、そのおかげで他の仕事を何度も中断するはめになり、ちょっとイライラしました。
やっと終わって、「なんだかな。…あーあ」と思いながら帰り支度をしていると、向かい側にいた上司が声をかけてくれました。
「今月の会議は振り回されちゃって大変、だったんじゃないですか?」
あ。気づいてくれてるんだ。
ひと声かけてもらった。私って単純かもしれない。そう思いながらも、ただそれだけで、モヤモヤがスッと晴れていくのを感じました。
見ててくれてるんだ。わかってくれてるんだ。それがわかるだけで、気持ちが違ってくる。
「まりこさんがこの作業をしてくれることでみんなの手間は確実に省けているので、役に立っていると思いますよ」
ほんのささいなことでも、気がついたら、相手に直接言葉で伝えよう。
どこかで読んだことある気がするし、頭ではわかっていたことだけど、言われる側に立ってみて、すとんと腑に落ちた気がします。
自分には、できているだろうか?
私も、ちゃんと相手に言葉を伝えられる人でありたい。
仕事は慣れきっていて、成長が感じられない。かといって、一歳の子どもがいる今、転職して新しい仕事に挑戦しよう、というのも現実的じゃない。
こんな感じで毎日仕事に行ってて意味あるのかな、と思う日も少なくありません。
でも、「こうありたい」と願う姿の一つを見せてもらえたこと、それだけでも私にはとても価値のあることのように感じるのです。自分が大切にしたいと思うことの一つに、気がつくことができたのだから。