My dots.

都内で働く英語が好きな一児の母。ワーキングマザーとして、自分や家族が心地良く過ごすために何ができるか?を日々模索中。英語を使って世界が広がる楽しさを広めたい。

【人生は長期戦】ワーキングマザーを1年経験して学んだこと

今日から4月。

あっという間に1年の4分の1が過ぎてしまいました。

今年は穏やかな新年度を迎えていますが、昨年の今ごろは育休からの復職、子どもの保育園入園、とわが家にとって大きな節目を迎えた時でした。ワーキングマザー1年目は、次から次へと困難に直面する、私にとってとても辛い1年でした。仕事辞めよう、と何度思ったことか。それでも今、昨年を振り返ると、ここ数年のなかでいちばん成長することができた、と前向きに捉えることができています。

いちばんの学びは、「人生は長期戦」と考えられるようになったことです。

 

もともと仕事に対してモヤモヤを抱えた状態で産休に入りました。

長年やってきて慣れていた業務だったので、復職した時は「子どもの体調不良で多少休むことはあっても、何とか回せるだろう」とタカをくくっていた。さらには「共働き育児生活に慣れてきたら、転職しよう」とも。…これは完全に甘かったです。今も思い出すと「何言っちゃってるの」と過去の自分に喝を入れに行きたい気分です。

保育園からお迎えコールなしで1週間を終えたことは、ほぼないぐらい、息子は風邪を引きまくりました。0歳児はとにかく体調をよく崩す、という話は聞いていてわかっているつもりではいたのですが。息子はもともとの体質によるところもあり、特に病弱で、1年で3回も入院。これはとてもじゃないけど転職どころではありませんでした。会社へ行くだけで精一杯。子どもの入院に伴い2ヶ月休職もしました。

30代、現職をずっと続けていくことは考えられず、キャリアチェンジをするなら早めにしたい。早くこの生活に慣れて、次のステップに行かなければ…!と焦り、キャリアカウンセリングを受けに行ったこともありました。紹介された求人を見ると、「面白そう」と思う仕事は時間や場所などの勤務条件が合わない、逆に勤務条件が合う仕事は内容に興味がもてず。。

結果、子どもが体調不良の時はイヤな顔せず休ませてくれる、今の職場環境を手放すことはできませんでした。転職すれば、すぐには有給休暇はもらえないし、なにより人間関係も一から築いていかなければなりません。「焦っても仕方がない」「今がタイミングじゃないんだ」。ようやく自分なりに納得できるようになりました。

でも、子どももいつまでも小さいわけではありません。現に、この1年での息子の成長はめざましいものでした。ねんねの赤ちゃんから、ずり這い、ハイハイ、たっち、一人歩き。今は大変な保育園の送迎だって、自分で歩くようになったらだいぶラクになるし、今はわけわからず泣いているのも、言葉を話すようになったら意思疎通しやすくなるだろうし(それはそれで大変なのかもしれないけど笑)。現職ではなかなかスキルアップできないのが悩みだったけど、「仕事を続ける」こと自体にも価値があるんだと私は信じています。もちろん大きな成果を上げることができればそれに越したことはありません。でも、私は私なりに、担当業務のなかでどんなに小さなことでも改善できたら、そして「育児と仕事」を続けることができら、それだけでも自分の自信や成長につながると思うのです。キャリアチェンジに挑戦するのは、それからでも遅くないはず。子どもができて、いろんな制約ができた。けれど、そのおかげで物事の優先順位をつけられたり、「今、できることで何に集中すべきか」を厳選することができるようになりました。時間は有限だけど、人生は長期戦。だから、焦らない。子どもが小さい今は、今ある環境の中でベストを尽くしていくのみです。

この1年、大いに悩んで、ジタバタしてみて。これから数年、どういうスタンスで仕事と育児に向き合っていくのか。自分なりにつかむことができたように思います。逆に言えば、それが定まらなかったから苦しかった。でも、やっぱり、実際やってみないことにはわからなかった。だから、辛かったけど、私にとって必要な試練だったのだと確信しています。

とはいえ、今後も仕事や育児に関する悩みは尽きないでしょう。自分で、時に家族と話し合い、答えを出していくしかないですね。でも、きっとそうして前に進むことで、成長していくのでしょう。ここまで考えて、最後は意外に楽観的だけど「大丈夫、ぜったい何とかなる!」っていう気持ちが大切な気がします◎