My dots.

都内で働く英語が好きな一児の母。ワーキングマザーとして、自分や家族が心地良く過ごすために何ができるか?を日々模索中。英語を使って世界が広がる楽しさを広めたい。

英語を学ぶ理由は、至ってシンプルだ。

「英語を学ぶ目的を明確にしましょう」

英語学習者ならきっと必ずどこかで一度は聞いたことがあるはず。

私はなんで英語を勉強しているんだろう?

最近、自分自身でもこの問いについてよく考えるようになりました。仕事で使う分には不自由しないし、友だちと話す時もそこまで困ることはない。それでももっとうまくなりたいって気持ちは常にあります。でも、英語の上達は喫緊の課題ではないから、普段忙しく過ごしているとなかなか英語学習する、というところまではいかなくて…。的確な表現が出てこなくてうまく伝わらないと、悔しい。でも、これからの私にはどんな学びが必要なのか、いまいち分からずにいました。で、英語学習書を読んでは、オススメの教材に挑戦してみたり、ポッドキャストを聞いてみたりするのですが、いまいちピンとこなくて続かない。

 

でも、最近ようやくわかった気がするのです。

私が英語を学ぶのは、

 

「世界中に友だちをつくるため」

 

なのだということに。

拍子抜けするぐらい、ほんとうにシンプル。

それだけ…?って感じですが、はい。ただ、それだけなのです。

 

他国の人と交流する楽しさを覚えたのは高校で渡米したとき。私が参加したAFSという留学プログラムには世界各国に拠点があり、他国からの留学生と交流する機会もたくさんありました。そこで留学生同士で話していたのは本当に他愛のないこと。学校や、ファッションや、食べ物についてなど…普通の高校生の関心ごとについてなのですが、それがすごく楽しかった。たとえばドイツでは学校の授業は午前中で終わり、部活動もないから、放課後の過ごし方がとっても自由なんです。サイクリングに行ったり、オーケストラの練習に行ったり、読書をしたり。だからなのか、「私はこういうことが好き!」ってみんな語れるものがある。学校と部活と塾で一日終わり、というワンパターンな日本の高校生の生活とは違うなぁ、と感動したのを覚えています。

 

帰国後、同じくAFSからスイスに派遣された日本人と再会しました。ドイツ語圏に留学した彼女でしたが、大学では英語を勉強したい、と言います。スイスでも留学生同士の交流会はあったそうなのですが、その時に使う言語はやっぱり英語だったのだそう。共通言語は英語なのだと実感した、と話してくれました。

 

もともとはアメリカが好きだったのをきっかけに英語に興味をもちましたが、その話を聞いて改めて国際語としての英語の強さを実感したのでした。

 

今、私がいちばん英語うまくなりたい!って思うのは、友だちと話す時です。月に一度、アメリカでお世話になったホストファミリーとスカイプをするのですが、その時に自分の今取り組んでいることや、最近の楽しかったこと、今考えていることについて語ります。他愛ないけど、いちばん相手と共有したいこと。共感してもらえたりすると、すごく嬉しい。逆に、言いたいことが的確に伝えられないとムズムズします。

 

これからももっといろんな国の人と知り合って、話したい。時にはユーモアを交えて、笑いあいたい。

 

だから、これからの私に必要な学びは、友だちに話すような身近な話題や自分の考えを、英語で表現できるようになること。だから、基本中の基本だけど、やっぱり自分の興味のあることの情報を、英語で取り入れること。英語学習書がいくら「エコノミスト誌がおすすめ!」と言っても、自分の普段話すことと違ったら、あまり役には立たないのです。。

 

自分に役立つ英語を学ぶ方法は、実は、「学ぶ」という枠を外すことから考えるのがベストかもしれない。枠を外した最近の私は、ツイッターや海外ドラマから、「これ普段の会話に使える!」という表現を拾っています。これが、めちゃくちゃ楽しい!!早く実際に話したい!!って気持ちが加速します。いま英語学習につまづいている人には、難しいこと考えないで、ぜひ、「どんなことを話したいか?」に想像力をはたらかせてみることをオススメします